もう一つの卒業

とても長いこと勤めたアルバイトの卒業。
昨日はありがとう。楽しかったです。


新聞社という場所柄、記者やデスクによる経済講義、社会談義、内政、日中関係分析などと、社会人との対話も多く色々と勉強になることがありました。
たまに、というかすげぇ頻度でキャラの濃い人たちが同じバイトとして入ってくるという、そしてその度に何かしらの波風が立つという不思議な環境でもありました。
本当に色々な経験をこのバイトでさせてもらいました。ありがとう。


何より思い出深いのは、このバイトがきっかけでバイクのサークルを立ち上げることができたこと。
あれが何年前だろう。
バイトのメンバーに半ば無理やりバイクの免許を取らせ、強制的にバイクまで買わせ、それで最初に行ったのが確か仙台方面だったかな。
確かあの時、俺が枯葉に乗ってぶっこけて、星が見えたんだわ。あのマンガでよくある、壁に頭をぶつけると☆がピヨピヨみたいな。


懐かしいな。
ホントに懐かしい。


当たり前のことだけど、この時期は物事を思い返したり、考えにふけってみたりということがとても多い。
桜の咲くこの時期。とても素敵なこと。
それだけ自分の想いをこめて何がしかの行動を行ってきた結果なのだから。
大学であれ、バイトであれ、恋愛であれ、友人であれ、バイクであれ、旅行であれ、何であれその全てに自分ができること、やりたいと思ったことを実行してきたのだから。


もうすぐ4月。
学生という身分から卒業し、一人の社会人として自分の足で立ち、生きていかなければならない。
特別に気負うものはないけれど、自分の人生の中で最も大きいだろうポイントにたどりつく。
それがいいものになるのか悪いものとなるのか、現時点では何もわからない。
ただ、その時点でできることの全てはやっていきたい。悔いの残らないように。自分自身が納得できるように。


幸い、まわりの人間には恵まれ、皆がそれぞれの環境の中を一生懸命に生きている。
俺は頑張るよ。
彼・彼女らに負けないように、素敵な社会人になれるように。