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- 作者: 宮本輝
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1990/04/27
- メディア: 文庫
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父子、母子、夫婦の関係性が基本となり話が進んでいくのだが、主人公である松坂熊吾の視点の広がり方、あるタイミングでの思考の展開など妙に説得力を感じてしまう部分が多い。
それから、その松坂熊吾に、父としての立場、夫としての立場、男としての立場、社会人としての立場などあらゆる場面で確かな生き様のようなものがあり、また少なくない登場人物それぞれとの人間関係もリアリティに溢れていて非常に入りこみやすい。
現在、第二部の途中であるが一気に読んでしまうんだろうなコレ。