ミハエル

モータースポーツ。あのエギゾースト音、0コンマ何秒という極限の世界、そしてあのスピード感。
誰よりも速く、誰よりも強く。この世界観がたまらない。
F1のミハエル、GPのロッシ。この2人は僕の尊敬する偉大なドライバーとライダー。


その一人、今年で引退のミハエル。
僕の青春の1ページに確実に残ってます。


初めて見たのはいつだろう。


僕が鈴鹿に行った数年前、「ミハエル」と声をかけると手を挙げて応えてくれたのは今でも大事な思い出です。


セナが死に、F1界を引っ張っていてましたね。
時に、アンチフェラーリの方々からの非難も受けつつ、そして感情を表に出さないドライビングロボットだとかなんとか言われつつ。それでも僕はあなたの走りの虜でした。


なんで、あんなタイミングでエンジン壊れてしまうのか。
あなたには有終の美を飾って欲しかった。


ピットに戻ったあと、クルーを労わっているあなたのその姿。多くの人が感動したと思います。
内心は怒り狂っていただろうに、それを押し殺し感謝の意を表明できるあなたの謙虚さは僕に無いものです。だからこそ尊敬できる。


常に勝利を義務付けられ、相当のプレッシャーだっただろう。それに打ち勝ち結果を残せるということ、だからこそヒーローなんだ。


帝国はいつか崩壊する。時間は刻一刻と過ぎていく。時代の変化はしょうがない。
けれど「皇帝」という称号はあなたのものです。
残りは1戦。タイトルは厳しいかもしれないが、最高の走りをしてください。僕は常に応援しています。