自分の非を棚上げし

先月から始めたアルバイトでついにやってしまった。
朝10時からのシフトのため、バイトがあるときは8時前には起きていたのだが、今日は・・・。


目覚めると10時半。
諦めと、絶望と、焦りなどなど駆け巡る。


とりあえず、派遣だしメインにしてるバイトなわけではないんで、クビにされるのもまぁいいかなとか思ってみたり。


けれど、こんな僕でも多少の責任感というものはあるもので。
とにかく電話し、「寝坊です。すいません。」と平謝り。すると「人数少ないからとにかく来い」とのことで慌てて身支度をして出勤。


怒られるのかなとか思いながら行ってみると、店長を含む大半の人は、バイクで事故ったのかと心配したよと優しい言葉をくれるではないか。


ありがとう。俺、頑張ります。なんて感傷に浸っているのも束の間、休憩から戻ってきた一人の女史に遅刻を詫びると完璧に無視られる。
完全なるシカト。
謝罪の言葉を述べる俺を一瞥した後は一言も言葉を発さない。


遅刻をした分際でこんなことを言うのもなんだが、心が狭いのではないか?


確かに怒るのは当然だ。自分のとった行動は非常に迷惑をかけるものであり、申し訳ないと思う。だからこそ、言い訳をせずに素直に寝坊であることを述べ謝ったのではないか。
なのに一体何なんだその態度は。
別に優しい言葉をかけて欲しいわけではない、非を責められる覚悟もしていた。
しかし、シカトはないだろ。人間性を疑うぞ。


怒りの表現方法の一つとして無視という選択肢もあることは知っている。自分も恋人や友人に対して、メールを返さなかったり電話に出なかったりという行動をとったことはある。だけども、話さなければいけないシチュエーションは避けることはあっても、ひとたび顔を合わせれば話しをしないことなど絶対にない。
さらにアルバイトという薄っぺらな人間関係の中で、言葉を用いないコミュニケーションはないだろ。


自分にとって都合のいい者たちだけに囲まれて、相容れない者とは関係を絶つ。それは社会規範を身につけ、社会の中で生き、他人とのかかわりの中で社会生活を営む人間のとる行動か?


ホントに悲しい人だ。
怒りというか驚きというか、こういった日記を書きつつ、彼女のことを思うと憐れに思えてならない。