ブラウン・バニー

見よう見ようと思い何度もレンタルするも借りては見ずに返却の繰り返しで。チャレンジ3回目にてやっとこさ見た。

感想は、人が言うほど悪いもんではないかなと思う。
友達は「あんなのヴィンセント・ギャロのマスタベーション以外の何者でもない」と酷評していた。確かにマスタベーションなんだが、あーいう心境ってなんかわかる気がする。
自分の愛した女が頭から離れない、だから現実の世界に向き合おうととするも今一歩踏み込めない。そういうのってたまにあるよ。ちょっとやばいと思ってはいるものの、現実に直面するとそれを認めたくなく逃げ帰るという気持ち。
ストーリーに関しては情報を全てシャットアウトしてたから、理解するのに最後までかかってしまったけど、映画の中での時間の流れ方が絶妙で、いつの間にかすげー引き込まれてた。ヴィンセント・ギャロも演技うまいと思ったし。それとあの風景ね。バイク乗りにはたまらんわ。一度でいいからあんなところを走ってみたい。

とにかく、なんか久々に素直にうんうんと素直にうなずける映画を見た気がする。