Playing With Fire

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アンテナ

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spacemen3はspiritualized好きという流れから。
なんて言うんだろ。とりあえず基本的に聴いてて飽くことが無い。アルバム一枚を通してすんなり耳に入ってくる感じ。俺にとって、音楽を聴く上で流れ的なものっていうのはかなり重要な要素の一つであるわけで。それをこれは満たしてくれてる。
くるりもそんな感じ。このアルバム以外を聴いたことは無いんだが、きっといいんだろうね。ただ、邦楽CDは高いからあまり買おうという気にはならなけれど。ま、今日、明日にでもツタヤにて借りてきますわ。

先日Musical Batonというものをやってみて思ったのは、基本、受身的な姿勢でしか触れることのない音楽について、こちら側からのアプローチで考えるって意外とやらないことだし面白いんだなってこと。

スピーカーやヘッドフォンから垂れ流し的に享受することしかなく、それを受けた上で、その音楽について考えたり良し悪しを判断したりするしか普段の俺にはないわけ。もちろん、あるCDや音楽を選択するという時点ではこちら側からの働きかけがないわけではないけど、それはあくまで「これ聴きたい」といった程度の嗜好範囲内の事象であって、自分的にはその選択に深い意味なんてものは当然ないし、その音楽の持つ意味とかっていうのを考えることも普通の生活の中ではほぼない。

だけど、今回MusicalBatonの中にあった、心に残る5枚を選べという質問項目で、自己のこれまでの人生と音楽とを結び付けようと試みたとき、あらゆる節目節目に音楽が存在してるってことに気がついた。人にというかよく知る人物にも公開してる手前、日記に載せる5枚は無難なシチュエーションでのものに始終したけど、その他にも多くの場面、場所、状況で自分は音楽とつながってるし、思い出や昔あった出来事を考えただけで音楽がどんどんあふれてくるんだよね。この時にはアレ聴いてて、こんな心境だったとかさ。俺の部屋にあるCDもただただ消費されるために棚に並んでたってるわけではなく、そのそれぞれが意味を持ってるし思い入れもたくさんあり、かなり愛着がわいた、というか色々と振り返ってみてしまった。

こういう風に音楽を考えることって新鮮だったし、新たな発見ですげー面白いことだと思う。とりあえずまぁ、5枚という限られた数を選ぶって行為はかなりしんどかったけども。