リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

けして面白いとは言えない。重たいし、イライラするし。
ただ、主人公を反面教師として捉えるのであればそれなりに考えさせられるものなのかもしれない。

主人公は何をやるにしても失敗だらけ。そしてその失敗の原因が自分にあると理解せずにまわりのせいにすると。挙句の果てに社会、それと社会の主導者である大統領に不満の矛先を向け暗殺を企てる。
自分は正しい、自分の行動は正義にかなってる、そんな自分の阻害要因は社会なんだとね。

これを俺自身に落とし込んで考えてみると、多少それと同じ気があるのかもって思われた。実際に努力することを放棄していないか?成功にいたらなかった原因を考えたことあるのか?なぁなぁで生きてるんじゃない?っていうのが自分は意外と多いのかもしれん。
だからこそ、この映画の主人公を見ててイライラしたんだろうし、すっきりしないものが残ったんだと思う。

自己責任。
文字にするのは簡単だけど、それを果たしていこうと思うとかなり大変なことだ。
そもそも自分に責任を持って生きないほうが断然楽だし、流れに乗っかってったほうがとりあえずは苦労がない。
ただ、きっとそれだと人生つまらないでしょ。
責任あるところにしか本当のうまみや面白みはないと思われる。

今は自立した生活を送ってないから完璧には無理だろうけど、自分の行動には自分で責任を持つ。今後はそれを実践していくことをここに誓います。
というかまぁ、自分のケツを自分で拭くなんて当たり前の話なんやけどね。