弟

どうやら最近すごく頑張っているみたい。
先月あった学内での展示会では最優秀をとったようだ。
今月も、ヨウジのインターンには落ちたものの、表参道にあるらしい何とか言う店での作品展示・販売の一次審査に通ったんだと。
語学も勉強している模様。


我が弟ながらすばらしい。
確かに、バイトもろくに行かず、夜遅くまで日々作品作りに没頭しているようだし、そのくせ朝からの学校にも遅刻せず。
こんなに頑張り屋さんだったのね。


近しい人でこれほどまでに努力をしている人がいると、刺激の受け方が半端じゃない。
大学入学以来の友人も、コンペの一次に受かり、うまく行くと留学までさせてもらえるということ。
こちらもすごい。



彼らに共通しているところ。
それは、服飾のデザインという自己の力がかなりの割合で要求される、そしてそれを周りにわからせるという表現力が要求される、ある種プロを目指しているところ。
多分、彼らが望む道で独り立ちできるのは極わずか。それを達成するためには人に比べて多くの努力を求められる。そして、傍目からだけど、その努力を怠っていないように見える。


そんな人間達が僕の周りにいるということは非情に大きい意味を持つ。
まず、彼らの姿を見ることで爽快感を得られる。頑張っている人ってのは何てまぶしいんだろうと。
また、己との彼我の差を感じることが可能。自分とジャンルは全く違っていても、目標に向かって努力する姿勢は見習うべき点が多い。
ライバル視することもできる。


おそらく、現在の自分が頑張っているという状況ではないからこそ、その様に感じられるのだろう。
もっと、もっと。あともうちょっと。そんな気分で何かに向けて努力ができる状態になりたい。


日々精進あるのみ。