今学期の授業で最も面白いと思われた講義、それは企業金融論。
みずほFGによる寄付講義なのだが、実学チックで非常に勉強になる。さすが商学部というところか。
俺が所属している社会学部ではこんな講義まず望めない。
なぜ社会学部に入学してしまったんだろうというのはここ数年来の悩みというか人生の大きな選択ミスだという後悔であって。


入試においてまず考えたのは東大にだけはいかないということ(正しくは行けない)、そして政治学をやりたいということだったが、今考えてみると大学に対して甘い幻想を抱いていたのかもしれない。
それまでの義務教育、あるいは高等学校での教育と違い、生徒の主体的な目線から学びたいものを自由に選択・実行できるのが大学の良い点であるので、究学を口実にやりたいことを出来るものだとばかり思っていた。
しかし実際は制限も多く、またやりたいこととやっていることとの違和感ばかりが募っていった面もある。
そういった所に起因するのか、政治学においても入学以前と入学後ではモチベーションの手低下は否めない。と、こんなこと政治学系のゼミに入ってる俺が言うのもなんだが。
けれど、大学の位置づけは人によって異なるのかもしれないが、社会人になるための通過点と考えた場合、社会学部で本当によかったのかという自問は常にある。
いい教授のゼミに入り、いいゼミテンにも恵まれ、何にも変え難い出会いもあり、また学部のカバーする範囲の広さから色々なものに手出しもできたという点では社会学部に入学できたことを感謝しているが、社会に飛び込むための準備点としてはどうなんだろう。


ん、ここまで書いたところで、結局大学生活頑張っていなかった自分が悪いのではという考えが湧き出てきた。


そうだ、その通り。
俺は大学生活を頑張ってはいなかったんだ。
なのにこんなことをタラタラ述べてもしょうがないじゃん。


「弱い奴ほどよく吠える」ではないが、こんなことを今さら言ったって無駄だな。
バカだ俺は。
正直、時計の針を戻したい。