選考

航空J社の五次選考。
五次とはいうものの実際選考受けに行ったのは既に7度目。しかもその全てが羽田空港っていうね。選考受けにいくだけで交通費バカになりませぬ。


今日は朝の8時から夕方4時過ぎまで身体検査(二次)だった。
受ける前まで、多少目で不安はあったものの基本的にカラダは丈夫だしいけるだろうと正直思ってた。
が、やはりそこはパイロット、体が資本らしくあんなところもこんなところもって隅々まで調べ上げられました。


調べたのは、聴力・視力・鼻・平衡感覚・脳波・精神科・レントゲン・四肢の動き・心電図・肺活量・握力・身長・体重などなど。
事前の噂で痔があるかどうかケツの穴まで調べられると聞いていたけどさすがにそこまではなかったが。とはいうものの耳鼻科だけで9項目、眼科にいたっては10項目以上も検査項目があり半端な調べ方ではなかったっす。


あれだけやればどんなに体に自信ある奴でも不安になるよ。それぐらい厳しい。
脳波の検査受けてるときに、ホンモノのパイロットが定期診断でひっかかり資格を剥奪されそうだという電話が検査してくれてる医者にがかかってきてて、それ以前の段階の俺はマジでびびりまくり。


一応何を調べるのか前もって調査してたし、練習できることは家でやってたからその辺のはクリアしてると思うけど、他のはマジでダメだと思う。特に目。
視力どうこうってのもあるけど、色覚が2種類あってその片方が超難しかった。色覚異常じゃないし見えているんだけど言葉で説明しなさいってのが難くて。
てかココにそのことの説明を書くことも難しいし、実際何を検査したのかって外部に言ってはいけないんでこれ位でやめとくけども。


パイロット適応者って人間の中でも100人に1人いるかどうかって程度だし、五次まで残ってても3割、しかもみな再検査・再々検査までやられてやっとクリアできるという厳しい世界。言葉でだた身体検査って言うと軽い感じに聞こえちゃうけどそんなに簡単なものじゃなかったわマジで。


二月から受け始めもう3ヶ月。ここまで来たし絶対パイロットなりたいと思ってるものの、身体そのものについて調べるんだし、どんなに強くても思いだけじゃどーにもならないことがわかりました。


結果は2週間後。今日の検査を受けて多分俺はいけてないんだろうなとホントに思ったっす。もちろん希望は捨ててないけど、いまさらどうこうできないよ。
さよならパイロット。これまでの人生もっと節制しておくべきだった。
あー、昼飯時に見たパイロット訓練生はとてもかっこよかったです。できれば俺もその仲に加わりたかった・・・